養老保険について考えよう

養老保険というのは、若い人にとってはなじみの薄い生命保険かもしれません。
以前は定期保険と並ぶ保険会社の主力商品でしたが、現在では終身保険にとって代わられています。
養老保険は、老後の積立と、万一の保障を兼ねることができた保険でした。
終身保険があれば養老保険は不要なのか？
というと、それはちょっと違います。
養老保険の特徴は、満期の保険金と死亡保険金が同額である、と言うことです。
つまり、満期まで保険料を支払っても、途中で亡くなってしまったとしても、もらえる保険料は同額ということになります。
老後のための積み立てという側面から、終身保険よりも貯蓄性は高いのですが、保険料はその分割高です。

養老保険の種類

養老保険の支払方法には２種類あります。

• 平準払　・・・　月、年単位で保険料を払い込む
• 一時払　・・・　一括で保険料を払い込む

平準払の場合、契約者が死亡した場合、受取人は保険料の支払いが免除されるうえに、死亡保険金を受け取ることができます。
一時払は、平準払のような保険料の免除がなくなってしまいますが、利回りがよかったため、金融商品として利用されていた時期もありました。
いずれにせよ、養老保険の保険料は、他の保険に比べても割高ですので、老後の貯蓄をメインに考えた保険ということが言えます。
貯蓄重視でいくのであれば、定期保険などの特約を付けずに契約し、保障重視であれば、終身保険の特約を付けて契約すれば良いでしょう。